memo 2011

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2011.11.26
調布デイジー講演会 「読みたくても読めない君へ」
ディスレクシアや発達障害の子どもへマルチメディアDAISY



調布デイジー主催の講演会が、調布市文化会館たづくり601・602会議室にて行われました。
講演者は、ディアスレクシア当事者で特別支援学校の先生・支援学級の担当の先生・ディスレクシアの子のお母さんの3名でした。当事者として辛い状況をどう乗り越えてきたか、教室での実際の指導事例、お母さんの思いなど、それぞれの立場から話していただき、大変充実した講演会でした。


特別支援学校の先生である神山忠先生は、ご自身がディスレクシア当事者です。ご自分の体験から、学校生活の中でどのように困っていたか、どのように傷ついていたかを話してくださいました。また、こんな工夫やサポートがあったらいいなという具体的な例が紹介されました。
後の質疑応答の時間に、参加者から神山先生に「いつ頃から、今のように考えたり話したりできるようになったのか」という質問がありました。それに対して「高校くらいからでしょうかね。おそらく、語彙が増えてきたことで今のように考えたり話したりできるようになってきたんだと思います…」という返答でした。

続いて、特別支援学級担任の泉恵子先生。
教室での、マルチメディアDAISY教科書を使った支援について話されました。弱視の子、読みに困難のある子、注意に困難のある子などでの指導例でした。
マルチメディアDAISY教科書を使うようにする前に、まずご自身でDAISY講習会に参加され、その後、学校の先生方への説明・保護者の了解・言語聴覚士の協力を得るなど、きちんと手順を整えて丁寧に実践されていらっしゃいました。他の学校の先生方も、ぜひ参考にしていただきたいと思いました。

最後に、調布デイジー代表の牧野綾さんが、保護者としての気持ちを話されました。
1年生になって、学校から「この子は字が読めません、書けません。お家で練習してください」と言われて、親子で泣きながら必死にひらがなの読み書きを練習したとのこと。情報が少なくて、ディスレクシアという言葉にさえ、なかなかたどりつけなかったそうです。
教室でのお子さんの精神的な辛さを考え、個別のニーズに合わせた指導を希望して、3年生からは特別支援学級を選んだとのこと。ところが、特別支援学級を選んだあとで、この教室では通常の教科書はもらえない事実を知ることになります。また、何より必要と思われる「ことばの教室」にも通えないという状況になっているとのこと。牧野さんのお子さんの今と未来に対して、周りの大人には責任があると強く思いました。
牧野さんが心がけている「家庭でできるサポート」の中に、「字が読めなかったり書けなかったりしても、そのことでは怒らない…歯を磨けとか、そういうことでは怒りますが…」という項目がありました。

調布デイジーの講演会DVDが、参加者には届けられるそうです。
字幕と手話も入るらしいです。調布デイジーの許可が得られれば、多くの方にこのDVDを見ていただきたいと思っています。


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